ストレス対処術①【筆記開示法】ただ思ったことを紙に書くだけ

幸福

こんにちは、ストレスを受けると某人気RPGゲームに出てくるスライムのように溶けていく、NASHIMIDORIです。

今回は、そんなストレスフルな世の中で生きていくのに必要なストレス対処術をご紹介します。

タイトルで既に述べているのですが、今回ご紹介するストレス対処術は「筆記開示」というものです。

僕自身、非常にストレスに弱い自負があり、何度もこの筆記開示に助けられているので、凄くお勧めの方法です。

【筆記開示】って何すればいいの?

まず多くの人は、「そもそも筆記開示って何ぞや」と思っていると思います。

NASHIMIDORI

僕も最初は「なんだ、そのいかにも専門的でめんどくさそうなやつは」と思いました(笑)

ってことで、まずは筆記開示とは何かをお話しします。

「筆記開示って何ぞや」という疑問に一言で答えるなら、次のようになります。

今抱いている悩みや気持ちを書きなぐる

今、「え、たったそれだけ?」って言いましたね(言ってなかったらスミマセン)。

はい、たったそれだけです。

実際には、「もっと細かな手順とかあるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ありません。

事細かく言えば、1日8分(一般的には20分)、4日連続でやる、などあるんですが、とにかく、大事なのは書くことなのでそこまで気にしなくて大丈夫です。

現実、気分が落ち込んでるときに「20分計らなきゃ!」なんて思う余裕ないですしね。

僕自身、とにかく頭の中にある考えや感情を書き出すことだけを意識していますが、これといった問題は起きていないので大丈夫です。

「あまり効果が感じられない!」と感じたら、時間調節など色々試してみてください。

なぜ【書き出す】のが良いの?

「なるほど、筆記開示がどういうものかは理解した。
 じゃあなんで、筆記開示がメンタル改善に効くの?」って思いませんか。

NASHIMIDORI

僕も「普段何気なくやっている“書く作業”にそんな効果あるの?」って思いました

心理学者のソニア・ リュボミアスキー は、その理由を次のように言います。

書くというプロセスにおける重要なメカニズムの助けによって、人はトラウマを理解し、受け入れられるようになり、意味を理解できるようになるから。

【幸せがずっと続く12の行動習慣】ソニア・リュボミアスキー

より分かりやすく言うならば、

まず、とにかく頭の中にある取り留めもない感情や考えを書き出すことで体系化されます。

体系化されることによって、自分の内側で重荷になっている思いや考えを客観的に眺めることができるようになります。

そうすることで、より理解しやすく、より扱いやすくなり、自分の中で処理することができるようになります。

カラオケでの出来事

僕の場合、昔カラオケに3人で行ったことがあって、僕以外の2人は共通の好きな歌手がいたんです。

もちろん、2人はその歌手の歌で盛り上がって、僕だけがついていけない状況になりました。

その時、ものすごい孤独感を感じて、自分がハブられてるんじゃないかって思ったのを今でも覚えています。

NASHIMIDORI

今思えば、「一緒に行きたくないなら誘ってこないだろ!」ってツッコミたくなります(笑)

家に帰って、とにかく今抱いている感情や思いを紙に書き出してみたんです。

そしたら、凄いスッキリして。

なるほど、自分は「ただ寂しかったんだ!」って理解できました。

そして、自分が寂しいと感じるなら、自分からもう少し相手が好きな歌手に興味を示して、色々質問して、自分から動けばよかったのかと思いました。

NASHIMIDORI

こんな感じで、書き出すと「あっ、そうだったんだ!」と気づけることが多いです

僕がよくやる筆記開示のやり方【3種類】

今まで筆記開示について色々語ってきました。

でも、いざやるってなると「めんどくさい~」ってなりますよね。

ということで、ここからは僕が実際にやっている筆記開示の方法をご紹介します。

すぐできるものもあるので、色々試してみてください!

NASHIMIDORI

ただ、自己流アレンジが入ってるので、合う合わないはご自身で判断してください!

①A4コピー用紙に殴り書き&破り捨てる

「おいおい、1個目からなんか物騒な言葉入ってるぞ」と思った人も、少し話を聞いてください(笑)

僕が特にお勧めするタイミングは次のようなときです。

感情が高ぶって、むしゃくしゃしてどうしようもない!」って時!

こういうときって、どうしても視野が狭くなってしまっていることが多いです。

もちろん、それは仕方がない事なので自分を責めるとかはしないで欲しいんですが、

紙とペンさえあれば、どこに居ても出来るので、やってみてください。

もちろん、紙はA4コピー用紙じゃなくても大丈夫です。

NASHIMIDORI

ポイントは「はー、スッキリした!」と言いながらゴミ箱にポイッてすること(笑)

②キャンパスノート、見開き1ページを1週間で

次に紹介するのがこの方法。

キャンパスノートを用意してもらって、1週間で見開き1ページ使います。

細かい使い方は、自分なりに決められるのがこのやり方の良いところ。

そして、このやり方の最大の特徴は、後で日記みたいに見返すことができるところです!

実際僕も1年くらいこのやり方をしていたんですけど、「1年前の今日の自分は、こんなことで悩んでいたんだ!」ってなるんで、結構面白いです。

NASHIMIDORI

デメリットは、週によっては「もう書く場所ない!」ってなるとこです。。。

③Googleカレンダーに直接記入する

最後にご紹介する方法は、Googleカレンダーに直接記入する方法です。

最近の僕は、もっぱらこれがメインになっています。

Googleカレンダーに直接記入する方法の良いところは色々あるんですが、

・紙とペンすら必要ない

・いつでもどこでも、携帯さえ持っていればできる

・紙と違って、データなのでかさばらない

・昔のメモの振り返りやすさが尋常じゃない

って感じですね。

NASHIMIDORI

まあデータやアカウントが飛んだら一発アウトではあるんですけどね(汗)

それでも、凄く便利なので重宝しています。

まあ、バックアップなども出来るのでそこまで心配しなくてもよさそうです。

あと、「紙とペンを使ってやるから効果があるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、

モヤモヤしてる気持ちを整理して、客観的に眺めることが重要なので問題ないと思います。

実際、僕はこの方法でやっていますが、体感的には紙とペンと同じ効果があると感じています。

ただ、あくまで、一個人の意見なので参考程度にしておいた方が良いのかもしれません。

おまけ:タイプライターを使う?

この記事を書いている最中に思い付いたんですけど、タイプライターでも同様の効果あるんですかね?

自分の思いや気持ちを、一歩離れた視点で視覚的に捉えられる点では共通しているので、出来そうな気がしています。

NASHIMIDORI

King of 余談なんですけど、僕、小さい頃にタイプライターで遊んだ記憶あります。

もし、どなたか試された方が居たら、是非感想を教えてください。

まとめ

最後にまとめておきます。

今回は、第1回 ストレス対処術と称しまして、「筆記開示」をご紹介しました。

そのやり方はとてもシンプルで、「今抱いている悩みや気持ちを書きなぐる」だけです。

こうすることで、頭の中でモヤモヤしていた取り留めもない感情や考えが体系化され、客観的に眺めることができ、解決の糸口が見えたり、自分なりに納得したりできるようになります。

とはいっても、いざやろうと思うとめんどくさいのは人間の性。

ということで、僕が普段から実践している方法を3つご紹介しました。

①A4に殴り書きして、破り捨てる

②キャンパスノートを週で見開き1ページ使う

③Googleカレンダーに直接記入する

以上の3つです。

NASHIMIDORI

おまけで、タイプライターでも同様の効果があるのかってお話もしたよ!

ということで本日は以上です。

本日の記事によって、あなたの背中を押す手助けができていたら幸いです。

では、また!

参考文献

・『幸せがずっと続く12の行動習慣』ソニア・リュボミアスキー(2012)

・『The effect of expressive writing on the error-related negativity among individuals with chronic worry』 Hans S. Schroder, Tim P. Moran, Jason S. Moser(2016)