ストレス対処術②【やる事を減らす】燃え尽きないためにできること

幸福

こんにちは、ストレスが溜まると人と会いたくなくなって、遊ぶ約束をドタキャンしそうになる、NASHIMIDORIです。

今回もストレスフルな世の中で生きていくのに必要なストレス対処術をご紹介します。

タイトルにもある通り、今回ご紹介するストレス対処術は「やる事を減らす」です。

私たちは常日頃、やらなきゃいけないことを頭に浮かべながら生活しています。

会社を退社する時は、へとへとになりながらも、家に何も食べ物がない事を思い出し、この後スーパーによって買い出ししなきゃって考えます。

ひどい時なんかは、日曜日の遊んでいるときに、次の月曜日出勤してやらなきゃいけないことを考えたりします。

NASHIMIDORI

「1つやる事が終わったら、2つやる事を思い出す」って人も多いんじゃないでしょうか

今回の記事は、そんなあなたにきっと役立つものになっています。

それでは、本編入りますね。

【やること減らす】って無理じゃね?

多くの人はこう考えるのではないでしょうか。

あなた

やること減らせたら、困ってないよ!

確かにその通りです。

世の中で生きていくには、僕たちはたくさんの事をしなければいけません。

それは紛れもない事実で、すぐにやることの断捨離はできない人がほとんどです。

でも、「物事の捉え方・自分の考え方」はどうでしょうか。

自分の考え方なら、ちょっとだけ変えられそうじゃないですか?

物事の捉え方・自分の考え方は変えやすい

例えば、乗っていた船が座礁し、あなたは無人島に流れ着いたとしましょう。

そこで、「なんで自分ばっかりこんな目に合うんだ!人生最悪だ!」と考えるか、

「私、昔テレビでは見たことあったけど、無人島生活やったことないのよね。ちょっと楽しみ」と考えるか。

このように物事の捉え方は、自分の考え方次第で変えることが出来ますよね。

少しこの例は極端すぎたかもしれません。

もっと身近な例で言えば、コンビニでスイーツを衝動買いしたときです。

仕事の帰り、無性に甘いものが食べたくなって、帰り道のコンビニでスイーツを買った経験はありませんか?

NASHIMIDORI

僕は食べたいスイーツを1つに絞れず、3つも買ったことがあります(笑)

こういう時に、「うわ!何私やってんの、太るし、無駄遣いだし最悪だわ」と考えるか、

「まあ、今日お仕事頑張ったし、たまには自分へのご褒美も良いよね!」と考えるか。

あなたは普段どっちの捉え方をしますか?

どちらかというよりかは、「どっちも考えたことある!」って思った人も多いのではないでしょうか。

まずは物事の捉え方・自分の考え方から変えていく

無人島やスイーツの例を見てきましたが、同じ一つの物事でも捉え方や見方が変われば、気持ちも大きく変わります。

だから、急にやることを断捨離して減らす必要はありません。

まずは、物事の捉え方・自分の考え方を変えるだけでも、ストレスは減るし、心に余裕ができるはずです。

自分の考え方を変える2つのヒント

あなた

なるほど、まずは自分の考え方から変えれば良いのか。でも、どうやって?

あなたは今、少なくとも「どうやら物事の捉え方・自分の考え方は変えやすいらしい」という意見を仕入れたと思います。

しかし、それと同時に、「じゃあ、自分の考え方って、具体的にはどう変えればいいんだろう?」と疑問を抱いたのはないでしょうか。

そこで、今回は自分の考え方を変えるために、「なぜやることを減らすべきか」の理解に役立つ、2つのヒントをご紹介します。

①パレートの法則

「なんじゃ、そんないかにも気取った頭いい人が言いそうな用語は!」と思ったあなた、少しだけ聞いてください。

NASHIMIDORI

用語名はどうでもいい!重要なのはこれから言う内容だよ!

重要なのはここからで、これからパレートの法則とは何かを説明します。

一言でいうなれば、次のようになります。

パレートの法則

全体の8割は全体を構成する要素の2割から生み出されている

パレートの法則は、別名「働きアリの法則」とも言われています。

例えば、働きアリが10匹いる巣があるとします。

そして、今日一日かけて集められた食べ物は、パンのかけら10個だとしましょう。

この働きアリの法則(パレートの法則)に従うならば、次のことが言えます。

「パンのかけら10個のうち8個は、働きアリ10匹のうちの2匹によって集められたもの」

「パンのかけら10個のうち8個は、働きアリ10匹のうちの2匹によって集められたもの」

それはつまり、よく働くアリ2匹は、1匹あたり4個のパンのかけら集めたのに対して、

あまり働かないアリ8匹は、1匹あたり0.5個のパンのかけらを集めたというのです。

働かないアリ8匹から分かること

この働きアリの例から、僕が言いたいのは3つです。

①人には得意・不得意がある

②全てをこなすのは茨の道

③苦手なことは人に任せるのが吉

以下、それぞれ詳しく説明します。

NASHIMIDORI

ちなみにちなむと、アリって自分の何倍もある物を運ぶんです、力持ち!

①人には得意・不得意がある

1日で4個のパンのかけらを集めるアリと、1日で0.5個しか集められないアリの違いは何でしょうか。

僕は、「得意・不得意」によるものだと思います。

パンのかけらを集めるのが得意なアリは、苦労することなく1日で4個も集めてきます。

一方で、集めるのが苦手なアリは、過大なリソースを割いたのにも関わらず1日で集まったパンのかけらは0.5個です。

つまり、「エサ集め」の得意・不得意が4個か0.5個かを左右しているのです。

NASHIMIDORI

もし僕がアリなら、集めているときに道に迷って、集めるどころじゃなくなりそうです(笑)

②全てをこなすのは茨の道

「得意・不得意」がある中で、全てのやることを自分一人でこなしていくのは、ハードモードです

鬼と戦う桃太郎が、剣を振りかざし、キジのようにくちばしで突き、犬のように噛みつき、猿のように引っ掻いていたらもう忙しいですよね。

桃太郎をはじめ、猿、キジ、犬で攻撃手段を役割分担しているのが、僕たちが知っている「桃太郎」の姿です。

NASHIMIDORI

「そもそも桃太郎には、くちばしも無いだろーが!」って思った人、後で職員室前に来なさーい

なんせ、苦手なことはストレスの原因にもなります

働きアリの例でいえば、苦手なエサ集めに出かけたアリは、道中で道に迷い、動物に追いかけられながらも、集めたパンのかけら(しかも0.5個)を自分の家に持ち帰ります。

やっとこさ、パンのかけらを持ち帰った後は、女王アリが生んだ赤ちゃんアリの世話しなければなりません。

このエサ集めが苦手なアリは、本当は赤ちゃんの世話は得意で大好きなんですけど、エサ集めで疲れているので楽しむどころか疲労とストレスがMAXになってしまいます。

NASHIMIDORI

あなたも、ひょっとしたらあなたの周りの人の中にも、こんな多忙な毎日を送っている人がいるのではないでしょうか

③苦手なことは他人に任せるのが吉

そこで役に立つのが、「苦手なことは他人に任せる」というやり方。

あなた自身に得意・不得意があるように、あなたの周りの人も得意・不得意が必ずあります。

あなたにとっては苦手な事でも、あなたの周りの人にとっては得意どころか「むしろご褒美!」な事かもしれません。

こう考えると、「自分の苦手なことは他人に任せる」ほうが、あなたにとっても、他人にとってもメリットのある手段になり得るのです。

②スタージョンの法則

自分の考え方を変えるヒント、2つ目は「スタージョンの法則」です。

これまた、重要なのは用語ではなく、その内容です。

スタージョンの法則の内容を一言でいうならば、次のようになります。

スタージョンの法則

世の中の9割は不要なものである

あなた

おいおい、さすがにそれは言い過ぎじゃない!? 頑張っている人達に失礼だよ!

こう思うのが通常の反応だと思います。

しかし、ここで僕が言いたいのは、「このくらいの気持ちでいた方が幸せ」ということです。

「世の中にあるすべてのことは非常に価値があることで、その全てを大切にしていかなければならない」と考えるより、「世の中の90%はどうでもいい物もの」と考える方が気楽でいられる気がしませんか?

どっちが気楽で幸せに過ごせるか

例えば、暗いニュースで考えてみましょう。

毎日のように流れる暗いニュースを見るたびに、「ああ、またこんな悲しい事件が起きたのか、世の中は残酷だなあ」と考えるか。

それとも「こんなニュースがあるのか、まあ自分にはどうしようもないし、どうでもいっか。自分の人生に集中しよう」と考えるか。

後者の方が、気楽で幸せにいられると感じませんか?

NASHIMIDORI

「どうでもいい」ってのは言い過ぎかもしれないけど、このくらいの気持ちでいた方が気楽だよ!

確かに、世の中で起きることに対して、「どうでもいい」はさすがに白状かもしれません。

しかし、あなたが不幸なニュースに気がとられるあまり、気分が沈んでそっけない態度を取り、今目の前の人を不幸にしてしまっては本末転倒だと、僕は考えてしまいます。

僕の【やる事の減らし方2選】

もし、あなたが自分の考え方だけじゃなく、何か行動を起こしたいと思っているなら、次の2つはきっと参考になるはずです。

以下2つが、僕が普段からやっている「やる事の減らし方」です。

①やることリストは3~5つにする

②自分の価値観をまとめる

それぞれ、詳しく説明します。

NASHIMIDORI

僕のやり方なので、あくまで参考程度に!あなたに合うやり方を見つけてください!

①やることリストは3~5つにする

普段、あなたはやることリスト(ToDoリスト)を作りますか?

もし作っているのであれば、そのリストに載っている「やる事の数」を数えてみてください。

もし、10個以上あるなら減らすことをおすすめします。

理想は、1日に3~5個です。

NASHIMIDORI

僕は、その日のやることは多くても3つと決めています!

やることリストを減らす2つのポイント

あなた

減らせと言われても、全部やらないといけないんだけど。。。

あなたはこう思ったかもしれません。

そこで、僕から、「やることリストを3~5個に減らすときのポイント」をご紹介します。

やることリストの量を減らすポイントは2つあります。

①優先順位を付ける

②5分以内でできる雑務はまとめるorすぐやる

それぞれ詳しく説明します。

①優先順位を付ける

「1日にやることは3~5個まで」と言われると、どうしてもやる事を取捨選択しなくてはいけません。

取捨選択する過程で、「何が一番重要か?」、「やらなくても、どうにかなるものは何か?」等と考えざるを得ないのです。

しかし、こうすることで、「やらなきゃいけないと思っていたけど、実は無駄な事だった」と気づく瞬間が生まれます。

例えば、洗濯物を干す作業です。

普段あなたは、当たり前のように自分で洗濯物を干していました。

しかし、「優先順位を付ける作業」を行う中で、あなたはできることならやりたくないと思います。

そこで、色々考えた結果、「乾燥機能付きのドラム洗濯機」を買えば、自分で干す必要はないという結論に辿り着きます。

このように、優先順位を無理やりでもつけようとすることで、思わぬ解決策が浮かんだりすることもあるのです。

②5分以内でできる雑務はまとめるorすぐやる

やることリストに書いている暇があったら、その書く時間にやっちゃった方が得」というような場合もあります。

リビングのティッシュが無くなった時、わざわざ、やることリストに「ティッシュを物置部屋に取りに行く」なんて書く人はいないと思います。

これは極端な例ではありますが、この例に似たことを気づかずやってしまうことは意外とあります。

NASHIMIDORI

僕は大学受験時代、ToDoリストに「オープンキャンパスのイベントを予約する」と書いたことがあります。今思えば、書いている時間に予約しちゃいなよ!ってなります。

そのため、5分以内でできる雑務は「雑務」というカテゴリでまとめておくか、すぐやってしまうのがおすすめです。

②自分の価値観をまとめる

僕が普段からやっている「やる事の減らし方」2つ目は、「自分の価値観をまとめる」です。

自分の価値観を知っておくことで、どこに最大限のリソースを割くべきかが決めやすくなります。

また、1つ目でご紹介した「優先順位を付ける」をやるのにも役に立ちます。

自分の価値観をまとめる際は、以下を参考にしてみてください!

自分の価値観をまとめる際のヒント

・自分にとって何が大切で、主軸になっているのか

・自分がこの世を去る時、どんなことを思いたいか

・自分にとって、どうでもいいことは何か

NASHIMIDORI

ちなみに、僕の一番大切な価値感は「好奇心の追求」です。だから、こうして今もこの記事を書いています。

まとめ

最後にまとめておきます。

今回は、第2回 ストレス対処術と称しまして、「やる事を減らすこと」をご紹介しました。

ただ、やることが無数ある世の中で暮らす多くの人にとっては、とても難しいものです。

そこで、まずは自分の考え方だけでも変えようとお話ししました。

NASHIMIDORI

物事の捉え方・自分の考え方だけでも変えられたら、ストレスも減るし、気楽になるって話をしたよ!

その中で、無人島に漂流したときとコンビニスイーツを衝動買いしたときを例に出しました。

とは言っても、そんな簡単に人の考え方は変わりませんし、どうすればいいかも分かりません。

ということで、物事の捉え方・自分の考え方を変えるヒントを2つご紹介しました。

①パレートの法則

②スタージョンの法則

以上の2つです。

NASHIMIDORI

①では働きアリの話を、②では暗いニュースの話をしたよ!

そして、 物事の捉え方・自分の考え方が変えられたら、次は本題である「やる事を減らす」です。

そこで、僕が普段からやっているやる事を減らす方法を2つご紹介しました。

①やることリストは3~5つにする

②自分の価値観をまとめる

以上の2つです。

NASHIMIDORI

やることリストを3~5個に減らすコツとして、①優先順位を付ける、②5分以内でできる雑務はまとめるorすぐやる、以上の2つを紹介したよ!

ということで本日は以上です。

本日の記事によって、あなたの背中を押す手助けが出来ていたら幸いです。

では、また!

参考文献

・『Think Clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ(2019)

・『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』グレッグ・マキューン(2014)