衝動買いをしてしまう!お金をもっと貯めたい!そんな方必見の【ちょっと変わった6つの節約術】

幸福

こんにちは、NASHIMIDORIです。

皆さん、貯金はしていますか?

将来のためにも貯めたいけど、なかなか思うように貯まらない!」なんて人も多いのではないでしょうか。

今回は、ついついやってしまいがちな「衝動買いを防ぐ6つの方法」をご紹介します。

そして、6つ目の方法は僕の中では最強の節約術で、最悪これだけやればいいんじゃないかというものになります。

※本記事では、「定期預金をしよう!」、「使ったお金は見える化しよう!」、「月の予算を決めよう!」などといった、ありきたりな節約術は扱っていません。
それらを知りたい方は他のサイトをご覧ください。

そして、本記事の最初では、お金がどんどん消えていく性格をご紹介します。

本記事を簡単にまとめると、

  1. お金が無くなりがちな性格とは?

  2. 衝動買いを抑える6つの方法

  3. 節約をする上で参考にしたい1つのヒント

  4. まとめ

となります。

お金が消えていく性格に当てはまっている人も、いない人も、きっと参考になるはずです。

それではいきましょう。

お金が無くなりがちな性格とは?

突然ですが、お金が無くなる性格ってどんな性格だと思いますか?

  • 後輩思いの人

  • 趣味がたくさんある人

  • ついつい自分のご褒美を買ってしまう人

色々思いつくのではないでしょうか。

今回はある研究から分かった、「お金を浪費しがちな性格」をご紹介します。

収入が低い外向的な人ほどお金を浪費しがち

ある研究から、収入が低い外向的な人ほど、お金を浪費しがちということが分かりました。

この研究はイギリスの銀行の顧客718人の銀行口座データを12か月にわたって観察しています。

そして、これらのデータと彼らのビックファイブ診断結果を比べたそう。

すると、外向的かつ収入が低い人ほどより自身のステータスを示すものにお金を使っている傾向がみられました。

どうやら、自身の貧しさをよりランクの高いモノやサービスにお金を使うことで紛らわしているようです。

ブランドで身を覆う人

研究者は、

相対的な社会・経済地位に注目する傾向がある人ほど、自己修復の欲求を満たす購入をする頻度が高くなるのではないか

と言っています。

なんとなくわかる気がします。

外向性の高い人は成功欲が強い傾向があるため、自身の貧困さをどうにか補おうとします。

その手っ取り早い手段として、高い買い物をして、自分はこんなものを変える余裕がある人だと示しているという感じでしょうか。

衝動買いを抑える方法6つ

少々暗い話になってしまいました。

話を切り替えて、「お金を貯めたい」という思いは誰にでもあるものです。

そこで、次は「衝動買いを抑える方法」をご紹介します。

どれか1つでも、明日から取り入れてみてください。

①感謝しよう

まず最初にご紹介するのは、「感謝をする」です。

「おいおい、最初からスピリチュアルかよ」と思われた方もいるかもしれませんが、研究からも感謝することでお金の無駄遣いを防げることが分かっています。

突然ですが、皆さんは次の質問にどう答えますか?

今日8000円貰うか、1か月後1万円を貰うか、どちらがいいですか?

今日8000円貰う方を選んだ方が多いのではないでしょうか。

普通に考えれば1か月後に1万円貰った方が得ではあります。

しかし、人間の性質として、「後から得られる利益をすぐに得られる利益より低く見積もる」というものがあるため、今日8000円貰う方を選んでしまうのです。

感謝で目の前の誘惑に抗う力が増えた

ある研究では、参加者を3つのグループに分け、それぞれ以下のことを行ってもらいました。

①幸せに感じた出来事を書き出す

②感謝の気持ちを感じた出来事を書き出す

③日常の出来事を書き出す

そして、そのあと、上で紹介した「今日8000円貰うか、1か月後1万円を貰うか、どちらがいいですか?」のような質問をいくつかしました。

すると、②の感謝の気持ちを書き出したグループだけ、すぐ受け取れる利益(つまり、今日8000円貰うなど)を我慢する傾向がみられました。

つまり、「感謝をすると、目の前の誘惑に抗う力が増え、より長期的な利益を求めるようになる」ということです。

ということで、もし衝動買いをしてしまいそうになった時は、「今持っているものに感謝してみる」、「それを買わなくても自分は幸せであることに感謝してみる」、など頭の中でも、紙に書き出してもいいのでやってみてください。

②同価格商品の比較をしよう

次に紹介するは、「同価格商品の比較」という方法です。

例えば、あなたが「カフェで甘い飲み物を飲みたい」と思ったとしましょう。

行くカフェにもよりますが、大体1杯500円ぐらいで高いものだと700円とかでしょうか。

その際、次のようなことを考えてみましょう。

「500~700円ぐらいあれば、他に何が買えるかな」

このとき、比べる対象が今欲しいものと類似性が低いものの方がより効果があります。

カフェの話に戻ると、「700円でタピオカが飲める!」よりも「700円でカラオケに行ける!」という比較の方がより効果があるということです。

肝は「2つの目標の競合」

研究では、スピーカーとヘッドホンを比べるよりも、スピーカーとワイシャツを比べた場合の方が購買意欲の低下がみられています。

似ていないものを比べると、同時に2つの目的が出来てしまい、どっちにするか選べなくなってしまう」んだそう。

つまり、またまたカフェの話に戻すと、甘い飲み物とタピオカはどちらも「糖分を摂りたい」という大きな目的に分類されます。

一方で、甘い飲み物とカラオケの場合は、前者は「糖分を摂りたい」、後者は「熱唱したい」と異なる目標が浮かび上がるわけです。

そんなわけで、「どっちも捨てがたい、どっちにしよう」と悩み、結果衝動買いを抑えることが出来るのです。

③日々の繰り返しを意識しよう

3つ目にご紹介する方法は、「日々の繰り返しを意識する」です。

「今日はまあいいか、明日から頑張ろう」

このセリフ誰もが言ったことあるのではないでしょうか。

人生は長く、今日1日やらなかったぐらいではそう大きくは変わらないだろうと人々は考えます。

でも、最初は「たまには」で始めたものでも、いつの間にか「当たり前」に変わっているものです。

僕の場合は、掃除や片付けですね。

「今日は疲れたから、まあいいか」、「とりあえず、タンスの奥にしまうのが大変だから、テーブルの上に置いておこう」を毎日繰り返し、気づいたころにはもう手遅れ。年に一度年越しに行われる大掃除ですが、僕の家では月一で開催されています。

「いいじゃん、月一で年越し気分味わえるじゃん」という声が聞こえてきそうですが、ばかやろう!!とだけ言い返しておきます。

ここで、活躍するのが「日々の繰り返しを意識する」という方法。

僕らが生きている毎日は、同じ1日が繰り返されているという風に意識しましょう。

そうすることで、「今日やらなかったら明日からもやらないだろう」と考え、「今日やらなくては!」と行動に移せるワケです。

有名な言葉で言えば、「明日やろうはばかやろう」でしょうかね。

ちょっと考え方を変えるだけで簡単なので、是非やってみてください。

④ハウスマネー効果に気をつけろ

次に紹介するは、「ハウスマネー効果に気をつけろ」という話です。

少々小難しい言葉ではありますが、日本のことわざで言えば、「悪銭身につかず」でしょうか。

つまり、人はコツコツと働いて得た給料よりも、思いがけずに貰ったボーナスの方が簡単に使ってしまうということです。

いやいや、自分はボーナスが入ったからと言って、金使いが荒くなることなんか無いよ。」「給料もボーナスもどちらも大事なお金だろ?」という人もいるかもしれません。

でも、次の場合はどうでしょう。

思いがけない500円クーポン

あなたが休日ショッピングモールに立ち寄ったとしましょう。

そこでは、何らかのイベントをやっていて、来店者全員にショッピングモール内で使える500円割引クーポンを配布していました。

そのクーポンを貰ったあなたは、「せっかくだから」とモール内を回り、何か欲しいものはないかと探すでしょう。

そして見つけたインテリア雑貨、値段は600円です。

おそらく、「100円ぐらいなら出してもいいか」とあなたは考え、その商品を買うでしょう。

せっかくの良い機会

たまたま行ったショッピングセンターで、500円割引クーポンを貰うなんて、ラッキー!」と思うかもしれません。

確かにラッキーなのは間違いないですが、チャンスを逃すまいと躍起になってはいけません

上の例では、「100円なら良いか」と100円を出していますが、もともと買う予定のないものを買っているわけで、まぎれもなくあなたは100円を浪費しています。

今回は金額の小さな例をあげましたが、他にも、何かで懸賞金として商品券を1万円分貰ったら多くの人はすぐに使ってしまいます。

僕だったら、友達と焼肉を食べに行ってしまいます(経験談ゆえ100%の確率で)。

なぜか思いがけず手に入ったお金はすぐに使ってしまう」ということ、

そして予想外の収入、そうでない収入に関わらず、どちらも同じ価値のお金だということを、心のどこかにしまっておいてください。

⑤心の会計に気を付けろ

4つ目では、「ハウスマネー効果に気をつけろ」というお話をしました。

それと少し共通する部分もありますが、5つ目は「心の会計に気をつけろ」です。

心の会計」とは、経済学者リチャード・セイラ―が唱えたもので、人は心の中にいくつかの分類があり、その分類ごとに、ものの損得を決める基準が異なるというものです。

ちょっと分かりにくいので、分かりやすく駐車代の話をしましょう。

どちらも値段は同じ1000円

例えば、普段買い物で行くスーパーの駐車代が1000円だと誰もが怒りますが、夏の海水浴場の駐車代が1000円でも誰も怒りませんよね。

つまり、両者は心の会計が異なるのです。

スーパーの駐車代は心の会計の「一般」という勘定から引きだされるのに対し、海水浴場の駐車代は心の会計の「旅行」という勘定から引き出されているといった感じです。

どちらも駐車代1000円ではありますが、「一般」と「旅行」という分類が異なることで、その1000円が高いか安いかの判断基準が変わってしまうのです。

決して旅行でお金を使うなということではない

ハウスマネー効果で例として出した、ボーナスと給料も同じようなものです。

ボーナスは「臨時収入」という分類に入りますが、給料は「一般収入」に入るという感じになります。

気を付けていただきたいのは、僕は決して「旅行先でわざわざ無料駐車場を探そう」と言っているわけではないということです。

「旅行だから普段よりお金を使う」という考え方は全然いいと思いますし、何なら僕もこのスタンスです。

ただ、「心の会計」という人のクセを知っている方が、知らないよりかは「無駄な出費に気づくことができる」ので、知っておいて損はないよねって話です。

⑥買い物リストを作り、セール品は買わない

最後に、僕が重宝している方法をご紹介します。

タイトルにもある通り、「買い物リストを作って、セール品は買わないようにする」という方法です。

順を追って説明します。

買い物リストをつくろう

まず、紙でも携帯のメモでもいいので、買おうと思ったものを書き留めるリストを作りましょう。

そして、買いたいものが出来たら、それをリストに書き加えていきます。

ここでのポイントは、買いたいものをすぐに買うのではなく、リストに書き加えて1週間放置しておくということです。

こんな感じです。僕の場合は、iphoneに元々入っているリマインダーを使っています。

そして1つだけルールを設けます。

「この買い物リストに載っていないものは買わない」

です。これ本当に大事です。

こうすることで、かなりの浪費を防ぐことが出来ます。

セール品は買わない

ここで、1つ不満が出てくるのではないでしょうか。

買い物リストに載っているものしか買えないなら、たまたま見つけたセール品とか買えないじゃん」と。

確かに、このルールではチャンスを逃してしまうかもしれません。

ただ、そのチャンスは本当にチャンスですか?

半額セールの服

例えば、年末セールで服が半額で売られていたとしましょう。

あなたは「これは買い時だ」と思い、何着もたくさん買いました。

数か月後、買った服の中で今でも来ている服は何着ですか?

買った服すべてをまだ着ていることはほとんどないでしょう。

「思ったよりもコーディネートが難しくて」、「何んとなく買っちゃった」など理由は色々あると思いますが、何着はクローゼットの中に入っているはずです。

つまり、割引という言葉に惹かれて、つい要らないものまで買ってしまうのです。

手ぶらでショッピングセンターを出る人は何人?

ショッピングセンターに立ち寄った人で、何も買わずに家路につく人ってあまりいないと思います。

たとえウィンドーショッピング目的で立ち寄っても、多くの人が何かしらの買い物をしてしまいます。

200円ぐらいのスムージーを買ってしまうぐらいなら良い方ですが、毎回行くたびに何かを買っていては、お金が減っていく一方です。

こういう場合を防ぐのに先ほどのルール「買い物リストに無いものは買わない」が役に立ちます。

本当に必要なものとその価値

では、逆に本当に欲しいものについて考えてみてください

おそらく、「本当に欲しいものだったら多少高値でも買う」のではないでしょうか。

オークションでは、様々なものが販売価格以上の値段で取引されています。

その本当の価値を知っているからこそ、多少高くても買おうと思う人がいて、オークションという仕組みが成り立っているのです。

こうして買ったものは長い間使い続け、いつの間にかほこりが被っているなんてことはありません。

以上、僕が重宝している節約術でした。

これをすれば、「かなりの無駄遣いを減らせる」はずです。

最初は、セール品が買えないため、自分が損をしているのではないかと考えるかもしれません。

それでも、買うものリストにあるものが、セールで安くなっていたらラッキーぐらいに考えるのが良いと思います。

節約をする上で参考にしたい1つのヒント

ここまで、色々と節約術を並べてきたわけですが、1つだけ気を付けてほしいことがあります。

それは、「節約や貯金することを目的にしない」です。

もちろん、銀行の残高はたくさんあった方が良いのは間違いないですが、あくまでもお金は「ツール」であり「道具」です。

お金を貯めることばかり囚われ過ぎて、楽しくない毎日を送っていては意味がありません。

節約や貯金も無理が続いているなんてことが無いようにしたいものです。

日々のささやかな楽しみを大事にしよう

最後に、お金を節約しつつも幸せになれる方法を1つご紹介します。

それは、「たまにある大きな幸せより、日々の小さな幸せをたくさん味わおう」です。

人はどうしても、旅行や大きな買い物など、インパクトの大きいものに目が行きがちです。

だからこそ、隣の芝は青く見えるのです。

では、人々が見落としがちな小さな幸せはあまり意味が無いんでしょうか。

大きな幸せと小さな幸せ

しかし、ある研究によれば、誰でも小さな幸せで人生の満足度が上がることが分かっています。

これは収入レベルが異なるイギリスに住む人々を対象にしたもので、日々のささやかな楽しみを自分に与えている人ほど人生に満足していたそう。

ここで言うささやかな楽しみとは、いつもより少し贅沢なコーヒーを1杯飲んだり大好きな映画やアニメを鑑賞したり、など本当にささやかなものです。

研究者は、

「どれほど少なくても、使えるお金をいくつかに分けて、1週間に1度か2度、使うようにすれと、より喜びを味わえるはず」

だと言っています。

小さな幸せに気づける幸せ

僕が最近、面白いなと思ったのは、桜の木の様子が毎日変わることです。

毎日散歩をしているんですが、2日間変わらない桜が無いんです。

昨日枝しかなかった桜は、今日は緑の若葉をつけ、昨日つぼみがたくさんあった桜は、今日きれいな花を咲かせています。

明日はどんな風になっているんだろう」と毎日ちょっとだけワクワクしています。

また、僕の散歩道にサラリーマンの人たちも居るんですが、本当に忙しそうに電話をしながら歩いています。(本当に凄いなあと思っています。)

その様子を見ると、「自分だけのちょっとした幸せ」感があって、気づけて良かったなと思います。

長々と自分の話をしてしまいましたが、「小さな幸せに気づけること自体も幸せなこと」だよねって話でした。

まとめ

初めに、「収入が低く、外向的な人」はお金を浪費しがちだよっていう話をしました。

そして、衝動買いを抑える方法6つをご紹介しました。

①感謝をしよう

感謝の気持ちを抱いた出来事を思い出すと良い。

②同価格商品の比較をしよう

欲しいものと同じ値段の全く関係がないものを思い浮かべると良い。

③日々の繰り返しを意識しよう

今日できなければ、明日はできないと考える。

④ハウスマネー効果に気をつけろ

臨時収入は普通の収入よりも無駄遣いしがち。

⑤心の会計に気をつけろ

同じ1000円の駐車代でも、「一般」の勘定より「旅行」の勘定の方が出しやすくなる。

⑥買い物リストを作り、セール品は買わない

本当に欲しいものは何円払ってでも買っている。

そして、貯金をする上での気をつけたいポイントとして、「日々のささやかな楽しみを大事にしよう」という話をご紹介しました。

最後に

いかがでしたでしょうか。

意外な節約術、面白い貯金術はありましたか?

どれか1つでも、「明日から使おう」と思っていただけたら嬉しいです!

何度も言うようですが、お金を貯めることが全てになって、「何のためにしているんだろう」という風にならないよう、息抜きも忘れないでください。

ということで、本日は以上です。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

以下、参考文献を書いておきます。

  • 『リュボミアスキー教授の人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法』ソニア・リュボミアスキー(2014)
  • 『MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』クラウディア・ハモンド(2017)
  • 『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』ドルフ・ドベリ(2020)
  • 『行動意思決定論―バイアスの罠』M.H.ベイザーマン、D.A.ムーア(2011)
  • 『Gratitude: A tool for reducing economic impatience』David DeSteno, Ye Li, Leah Dickens, Jennifer S. Lerner (2014)
  • 『Apples, oranges, and erasers: The effect of considering similar versus dissimilar alternatives on purchase decisions』 Elizabeth M S Friedman, Jennifer Savary, Ravi Ghar (2018)
  • 『Personality, income, and compensatory consumption: Low-Income extraverts spend more on status』Blaine Landis, Joe J. Gladstone (2017)