「資産1億越えの大富豪」が共通して持っていた5つの性格とは?

大富豪

どうも、ゆうです。

世の中には、「お金をたくさん持っている人」と「お金を少ししか持っていない人」がいます(かなり極端な対比ですが…)。どうせなら自分もお金をたくさん持つ側になりたいのが人間の性。

お金をたくさん持っている人の中でも、自らの力で大富豪になった人、セルフメイド富豪がいます。もともと貧乏だったけど必死に頑張って大金持ちになった!ってタイプの人のことで、お父さんが会社のオーナーで生まれた時から裕福だった!というタイプではないです。

巷には、お金持ちになる方法として、投資の仕方、お金の稼ぎ方などの方法論がたくさん転がっていますが、意外と「持ち前の性格の重要性」は見落とされがちです。ストレスを感じると浪費しちゃう性格の人は、なかなか貯金が増えないのは目に見えていますよね。

今回の研究は、セルフメイド大富豪の人に共通してみられる性格を調べたものになります。この研究では、ドイツのデータを用いた分析で、23,721人分のデータと100万ユーロ以上の個人純資産を持つ富豪1125人のデータから、「普通の人と大富豪の性格の違い」を調べています。

この研究における「お金持ち(Rich)」の定義は、100万ユーロ以上の個人純資産を持っている人。100万ユーロは日本円にして、1億4000万円ほど。これは紛れもなくお金持ちですね。

その後、いくつかの質問を通じて、お金持ちを3つのグループに分けています。

  1. 相続人グループ:贈与や相続、結婚などによって資産を得た人。
  2. セルフメイド大富豪グループ:起業や自営業によって資産を築いた人。
  3. 混合グループ:上2つのどちらのグループにも当てはまらない人。

3グループに分けた上で、ビッグファイブやリスク許容度を測るテストを受けてもらいました。

お金持ちに共通する5つの性格

ビッグファイブ等の性格診断をした結果、分かったことがこんな感じ。

  • 大富豪は、一般人と比べると、リスク許容度が高く、開放的で、外向的で、良心的である一方で、神経症的傾向が低い。
  • 上のような性格特徴は、セルフメイド大富豪グループで最も顕著に見られた。次いで、混合グループ、相続人グループだった。
  • ちなみに、協調性の低さもわずかに出ていたが、統計的に有意では無かったそう。

もろもろをまとめると、自らの力で大富豪になった人に共通する5つの性格は、

  1. リスク許容度が高い…リスクのあることでも受け入れて挑戦できる
  2. 開放性が高い…色々な事に好奇心を抱く
  3. 外向性が高い…色んな人と交流をする
  4. 誠実性が高い…物事をコツコツ真面目に取り組むことが出来る
  5. 神経症的傾向が低い…不安や心配を極度に抱くことが少ない

ってことになります。んー、なんかものすごく納得のいく内容ですよね。ある程度リスクを受け入れられなかったら得られるものも少なし、幅広い視野や好奇心が無いとお金が得られるチャンスを逃すし、何事も中途半端だとお金が稼げる前に諦めちゃうし、で納得し過ぎて赤べこ状態です。

いくつかの注意点もある

ただもちろん、この研究は相関関係を調べたもので、因果関係を調べたものでは無いので、必ずしもこの5つの性格があるから成功してお金が稼げる!と断言できるわけではありません。お金持ちになった後に、この5つの性格が強く出始めるってこともあり得ますしね。

また、実はこの5つの性格は、わずかではありますが、お金持ちではない自営業者にもみられています。つまり、セルフメイド大富豪ほどは顕著に5つの性格特徴が出てはいなくとも、多少は同様の傾向がみられたということ。

研究者もこう言っておられます。

セルフメイドの富裕層特有の性格特性がある。裕福な家庭に生まれることが、必ずしも自動的に典型的な富裕層性格プロファイルが得られるわけではない。

また、金持ちではない自営業者にも程度は低いがこの性格プロファイルがみられる為、この性格プロファイルが自動的に経済的成功に繋がるわけではない。

とは言え、頭の片隅にでも、お金持ちはこんな性格の持ち主なんだーってのを入れておいて損はなさそうな気がします。少しずつ性格は変わっていくものですし。はあああ、社交性少しは上げないとなあ(´・ω・`)。

ということで、今回はここまで。ではまた~!

ゆう

ばいばい~

参考文献

【論文】
・Leckelt, M., König, J., Richter, D., Back, M. D., & Schröder, C. (2022). The personality traits of self-made and inherited millionaires. Humanities and Social Sciences Communications, 9(1), 94. https://doi.org/10.1057/s41599-022-01099-3