どうも、ゆうです。
ライフスキルが人生の成功や幸福に関係しているってのはよくある話です。
ここで言うライフスキルってのは、粘り強さ、誠実性、自制心、社交性、楽観性、情緒安定性などのことで、見ただけでも、人生より良く生きていくうえでどれも重要な要素だと感覚的にも分かると思います。例えば、
- 誠実性が高い人は、より周りからの信頼を得られますし、
- 自制心が高い人は、コツコツと努力を重ねて大きな成果を残す可能性が高まりますし、
- 楽観性が高い人は、悩み過ぎることなく前へ進んでいけるわけです。
んで、今回ご紹介する研究では、「老後においてもライフスキルの数が多いほど享受でいるメリットが大きい」ことが分かったそう。もっと簡単に言えば、ライフスキルの数が多い人ほど、老後も幸せに、健康に、過ごすことが出来るってことですね。
この研究では、52歳以上の8119人を対象にしたもので、5つのライフスキルをどのくらい持っているかを調べた上で、健康や幸福度と関わりがあるかを調査しました。
5つのライフスキルってのは、
- 誠実性
- 感情安定性
- 決断力(グリッド)
- コントロール感
- 楽観性
ですね。どれも一度は耳にしたことがある要素だと思います。
コントロール感ってのは、自分の意思や選択で物事を進められるかどうか。
もちろん自分で変えられない事もあるけど、変えられない事ばかりだと無力感に苛まれちゃう。
んで、これらのライフスキルを持っている人ほど、以下の傾向がみられたそう。
- お金持ち
- 収入が多い
- ウェルビーイングが高い
- うつ病が少ない
- 社会的孤立や孤独が少ない
- より親密な関係
- 健康の自己評価が高い
- 慢性疾患や日常生活動作の障害が少ない
- 歩く速度が速い
- 客観的バイオマーカー(高濃度リポタンパク質コレステロール濃度、ビタミンD、VRP、中心性肥満)の数値が良い
ちなみに、これらの傾向は、家族の社会経済的背景(家が裕福かどうか)や教育レベル、認知機能などの要素は省いたうえでみられたものです。
ライフスキルの積み重ねが大事
んで、大事なポイントってのが、
- 自分が持つライフスキルの種類よりも、ライフスキルの数(積み重ね)
研究者いわく、
単一のスキルが特別重要なのではなく、むしろ、ライフスキルの積み重ねによるものである。
としています。つまり、特定のライフスキルを持っているから様々なメリットが生まれているのではなく、いくつかのライフスキルを持っているからこそ、こういったメリットが生まれているというわけです。
今回の研究から研究者は、以下のように結論付けています。
いわゆる非認知的ライフスキルは人生の早い段階で重要だが、私たちの知見では、それらは高齢になっても関連性が続いていることを示している。
成人期にライフスキルを伸ばし、維持していくことが、高齢期の健康や幸福に関係している可能性がある。
んー、地道に若いうちからライフスキルを磨いていくのが良さそうですね。どうやってスキルを伸ばしていけば良いんだろうって問題は残りますが。
ということで、今回はここまで!ではまた~
ばいばい~